訪問看護のアテンダント。どんな服装で働けばいいの?ユニクロで揃えるなら?

    訪問看護は、クライアントの居宅を訪問して医療と連携したサービスを提供します。

    病院や診療所に勤務する看護師の場合は勤務先で制服や支給のナースウェアに着替えるケースが大半ですが、訪問看護の場合は制服を設定していない事業所も少なくありません。

    物品の補充ができていたり、朝礼のない職場だったりするとクライアント宅に直行直帰することも可能になるので、「訪問看護勤務の服装は、個人の裁量に任せる」「スクラブは支給するが、インナーとボトムスは自由」などの規定を設けている事業所も多いのですが、働きはじめの時は困ってしまいますよね。

    そこで今回は訪問看護の服装を選ぶときのポイントと、購入しやすいユニクロで揃える場合の参考イメージを、実際に訪問看護で働く先輩アテンダントの声を基にご紹介してまいります。

    目次

    訪問看護で提供するサービス

    訪問看護は、高齢や認知症、もしくは病気やケガなどを理由に、自宅で療養生活を送る方々をサポートするためのサービスを提供します。

    提供するサービスの内容は、クライアントの主治医からの指示書に基づきます。

    訪問看護のアテンダントとして勤務することができるのは、看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など医療資格を有している方に限られます。

    それぞれの資格を活かし、下記のようなサービスの提供を行うことで、クライアントが住み慣れた自宅で病気やケガ、あるいは終末期とゆっくりと向き合うお手伝いをします。

    • 看護師・准看護師に求められるサービス:食事・排泄・入浴の介助。床ずれの処置。点滴・注射・服薬の管理。医療機器(人工呼吸器や経管栄養)の管理。喀痰吸引。バイタルチェックなど。
    • 理学療法士:身体機能の評価と改善指導。日常生活の指導。福祉用具の使い方指導など。
    • 作業療法士:精神症状の評価と改善指導。生活動作のサポート。対人関係のサポート。家事の習得援助。社会復帰支援など。
    • 言語聴覚士:失語症・構音障害、嚥下障害などのリハビリ。食事や給水の介助。本人と家族へのリハビリ指導など。

    訪問看護に適した服装

    訪問看護で提供するサービスの内容はそれぞれの保有資格によって大きく異なりますが、共通のポイントとしては「動きやすい服装がベスト」という点が挙げられます。

    例えば床ずれの処置を行うためにクライアントの身体を抱えて起こしたり、リハビリの指導を行ったり、しゃがんで食事の介助を行ったりと、訪問看護では意外と身体を多く動かします。

    そのためサービスの提供時に動きやすい服装を意識し、過っても「自身の服の長い裾を踏んで、クライアントを抱えたまま転んでしまった」「厚着で動きにくく、サービスの質が落ちてしまった」というようなトラブルを起こさないよう、注意しましょう。

    さらに医療に関係するサービスを提供する職種として、清潔感は非常に大切です。

    クライアントの居宅にあがっての勤務となりますので、社会人として、また医療従事者として適した清潔感を意識しましょう。

    訪問看護の服装をユニクロで選ぶ時のポイント

    訪問看護に着ていく服装をこれから揃える方に先輩アテンダントがおすすめするのが、ユニクロです。

    日本全国どこにいても手に入りやすく、高い品質とコストパフォーマンスを誇るユニクロで訪問看護の服装を選ぶとしたら、どのような基準で選んでいけばよいのでしょうか。

    伸縮性があり、適度な丈の服装

    先ほどご説明した通り、訪問看護ではしゃがんだり、クライアントの身体を抱えたりと、サービスの提供に伴って身体を動かさなくてはいけない場面が多々あります。

    そのため動きやすい、適度に伸縮性がある服装を選ぶと安心です。

    また裾丈が長く引きずってしまうようなボトムスや、手先が隠れるような長い袖丈のトップスは、安全面で支障があります。

    必ず自身の身体にフィットした服装を選ぶように心がけてください。

    特にユニクロでは、ボトムスの裾丈を無料で調整してくれる裾上げサービスを実施していますので、上手く活用するとよいでしょう。

    お手入れのしやすい服装

    訪問看護を提供するなかでは、汗をかいてしまうこともありますし、汚れが付着してしまうこともあります。

    したがって訪問看護に着ていく服装をユニクロで選ぶ際は、手洗いの必要がない、洗濯機使用可能の商品から選ぶことをお勧めいたします。

    具体的にはウール素材が配合されているものではなく、綿素材やポリエステル素材など、丈夫で耐久性のある商品だと安心です。

    特に綿やポリエステルが配合されたポロシャツやチノパンなどは乾きも早いので、洗濯の負担も軽減できます。

    靴下はまとめ買い&予備を持ち歩き

    クライアントの居宅にあがる必要がある訪問看護では、靴下も要注意ポイントです。

    くるぶしソックスではラフすぎる印象を与えてしまうこともありますので、できれば足首を隠すスタンダードな丈の靴下を、ユニクロでチェックしておきましょう。

    ユニクロでは靴下を3足セットの少しお得な価格でまとめ買いすることもできますので、複数枚購入して予備も持ち歩いておくと、急に穴が開いてしまった時や、前の訪問先で汚れてしまった時でも安心です。

    色は汚れの目立ちやすいものや、奇抜なものを避けておくのが無難です。

    UVカットパーカー

    先輩アテンダントから「夏場は必須」の声が多く寄せられていたのが、薄手のUVカットパーカーです。

    訪問看護では複数のクライアント宅を車もしくは自転車で移動しながらサービスを提供するケースが大半ですが、移動時にこのパーカーを羽織っておくことで、日焼け対策が簡単にできると評判です。

    特にクライアントの身体に触れたり、療養を必要としているクライアントにサービスを提供したりする訪問看護の特性上、頻繁に日焼け止めを塗りなおすことは難しい場面も多々あります。

    日焼け対策、そして春先や秋口の気温調節にも活用することを見越して、移動時の羽織ものもユニクロで揃えておくと安心です。

    訪問看護の服装はユニクロで揃う!安全と清潔を最優先に揃えよう

    訪問看護の服装で気を付けたいポイントと、実際にユニクロで購入するならどんなものが必要になってくるのか、訪問看護で働く先輩アテンダントの声を参考にご紹介いたしました。

    また訪問看護を提供している訪問看護ナーシングプラス土屋では、一緒にアテンダントとして働いてくれる方を募集しております。

    訪問看護に興味のある方や、転職先の事業所をお考えの方は、お気軽に訪問看護ナーシングプラス土屋までご相談ください。

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