訪問看護で自分らしく働きたい!時給はどのくらいなの?時短勤務も可能?

    看護師や准看護士の資格をはじめ、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の資格保持者からも注目を集めている働き方が、訪問看護です。

    訪問看護は医師の指示書に基づいて、自宅で療養生活を送っていたりターミナルケアを必要としているクライアントに対して、医療的ケアを提供します。

    1992年より在宅で寝たきり状態の高齢クライアントを対象としてスタートした訪問看護の仕組みですが、超高齢化社会を迎え、医学の進歩が目覚ましい近年は特に急速な需要の高まりを見せており、医療資格保持者の勤務先としても注目を集めています。

    そこで今回は、訪問看護での働き方が気になっている方や訪問看護への転職を検討中の方に、訪問看護の時給はどのくらいなのか、子育てやプライベートを大切にしながら勤務することが可能なのかについてご紹介いたします。

    なお訪問看護ナーシングプラス土屋では日本各地で訪問看護事業所を展開しており、一緒に訪問看護を提供してくれる仲間を随時募集しております。

    産後に少し子育てが落ち着いたという方や、家庭を優先して働きたいという方も大歓迎ですので、詳しくはお近くの訪問看護ナーシングプラス土屋までお問い合わせください。

    目次

    需要が高まる訪問看護

    訪問看護は「病気や障害があって医療的ケアを必要としているけれど、自宅で暮らし続けたい」「旅立ちは住み慣れた自宅で迎えたい」というクライアントの居宅を訪問して、医療的ケアや機能訓練の提供を行います。

    特に医療機器の管理や喀痰吸引をはじめとする医療的ケア、また点滴や注射などに不安を感じるクライアント本人や家族の気持ちに寄り添って、自宅療養をサポートするのが主な仕事内容です。

    近年は超高齢化社会を迎えて寿命が伸びていることから、身体機能の低下や認知症の発症などを理由に訪問看護を必要としていたり、医学の進歩によって難病を患っていても自宅での生活が可能になっていたりする関係で、訪問看護の利用者や事業者数は増え続ける一方です。

    今後も「自宅で自分らしく暮らしたい」「家族と一緒に過ごす時間を大切にしたい」と考えるクライアントがいる以上、訪問看護市場は成長を続けると予測されています。

    訪問看護の特徴

    訪問看護を提供するのは訪問看護に対応している病院や診療所、もしくは訪問看護ステーションに所属し、医療資格を保持しているアテンダントです。

    基本的に訪問看護事業所では、平日の日中に基本的なサービスを提供し、深夜や早朝、また休日などは、緊急の問い合わせや緊急訪問にのみ対応しているというケースが一般的です。

    平日の訪問看護サービス提供時間は決まっていますので残業が発生しにくく、また夜勤もないことから、夜勤や休日出勤が必要な病棟勤務が身体的に辛いという方や、必ず定時で上がりたいというアテンダントから注目を集めています。

    訪問看護を提供している事業所としても、訪問看護の需要が高まると共に慢性的な人手不足が続いていますので、平日の日中にパートタイムや時短で勤務を希望するアテンダントを積極的に採用しているところが多いです。

    正社員で働く場合:訪問看護の給料はどのくらい?

    2021年に日本看護協会が実施した調査によると、訪問看護ステーション勤務のフルタイム職員における1カ月あたりの平均給与総支給額は、367,775円です。

    なお訪問看護においては緊急時の問い合わせに備えて専用の通信機器を自宅に持ち帰り、緊急連絡を入電した際の対応に備える「オンコール対応」という当番が、事業所にもよりますが週に1回程度回ってきます。

    オンコール対応の当番日は1,000円から3,000円程度の手当支給、緊急訪問を行った際は5,000円程度の手当支給としているケースが多く、オンコール対応の手当も367,775円のなかには含まれています。

    【参照】2021年看護職員実態調査(日本看護協会)

    パートタイムで働く場合:訪問看護の時給はどれくらい?

    一方、パートタイムでの訪問看護勤務を希望する場合は、日本看護協会の2014年調査報告にある「その他の職員」の給与を参考にしてみましょう。

    その他の職員にはパートタイムのほかアルバイト・契約職員・臨時職員・嘱託職員・派遣社員などが含まれていますので、純粋にパートタイム勤務の方だけの数字ではありませんが、時給の平均単価は 1,641 円となっています。

    訪問看護の時給においては地方差がかなり生じる部分ではありますが、都市部では上記のような時給が基本と考えてよさそうです。

    【参照】2014年訪問看護実態調査報告書(日本看護協会)

    訪問看護の給与や時給を上げるには?

    訪問看護で働くなかで「プライベートは大切にしたいけれど、もっと収入を増やしたい」という場合におすすめなのが、認定看護師資格の取得です。

    認定看護師は、特定の看護分野において熟練した看護知識や経験のある看護師として、日本看護協会から認定されることで取得できる資格です。

    特に訪問看護においては在宅ケア認定看護師の資格をはじめ、認知症看護認定看護師や皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を目指す方が多いです。

    認定看護師の資格取得には看護師免許の保有・5年以上の実務経験・実務経験のうち専門領域での実務経験が3年以上という条件を満たしていることが条件で、規定のカリキュラムと実習を受講後に、認定試験に合格しなくてはいけません。

    高い専門性をもつ認定看護師として認められると資格手当の支給が見込まれるほか、転職市場でも有利に活動を進められます。

    訪問看護のアテンダントとして給与や時給のさらなるアップを目指したい方には、認定看護師資格がおすすめです。

    訪問看護の時給がどのくらいか分かったら、転職活動をしてみよう

    訪問看護はワークライフバランスを大切にしながらも、医療資格を活かして働くことができることが最大の魅力です。

    病棟での勤務と比較しても大きく時給や給与が低いわけではありませんが、限られた勤務時間のなかでもしっかりと収入アップを目指したい方には、資格の取得がおすすめです。

    また訪問看護ナーシングプラス土屋が所属する株式会社土屋グループでは、業界の常識を変えるべく高い給与水準を特徴としています。

    訪問看護での勤務に興味をお持ちの方は、お気軽に訪問看護ナーシングプラス土屋までお問い合わせください。

    よかったらシェアしてね!
    • URLをコピーしました!
    目次