訪問看護に転職!クライアント宅を訪問するときのバッグには、何入れる?

    訪問看護は病棟勤務とは異なり、自宅で療養生活を送っているクライアントのもとを訪問し、療養上の世話などを提供する仕事です。

    基本的にはアテンダント1人でクライアントの居宅を訪問しますので、訪問看護の提供に必要なものは、忘れることのないように自分でしっかりとバッグに入れて、訪問する必要があります。

    また朝礼を行わない訪問看護ステーションや、記録の提出が電子システムとなっている訪問看護ステーションでは、クライアント宅への直行直帰が認められている場合もあり、訪問看護に必要な荷物は自分自身でしっかりと管理しておかなくてはいけません。

    そこで今回は、「訪問看護に行くときのバッグに何入れる?」という質問に答える形で、訪問看護という働き方をご紹介していきます。

    訪問看護で働き始めたばかりの方はもちろんのこと、訪問看護が気になっている方にとっても働き方のイメージがつくような内容になっていますので、参考にしてくださいね。

    目次

    訪問看護の働き方

    訪問看護は事業所の所在地にもよりますが、午前中に1軒・午後に2軒程度のクライアント宅を訪問し、医師の指示に基づく看護サービスを提供します。

    病棟勤務と大きく異なる点は、クライアントの自宅という生活の場で看護を行っていきますので、設備や機材などが十分に整えられているわけではない環境でクライアントの療養をサポートする点です。

    先ほどご紹介した通り、クライアントの居宅まで直行直帰が認められている場合には出社前の荷物確認を忘れず、自分自身でしっかりと準備をしておきましょう。

    また訪問看護ステーションは平日の日中をサービス提供時間として展開しているところが大半ですが、訪問看護師は「オンコール」と呼ばれる自宅待機日があります。緊急の問い合わせに対する通信機器を自宅に持ち帰り、入電があった場合は必要に応じてクライアントの自宅へと緊急訪問を行うといった仕組みです。

    オンコール対応の日も訪問看護に必要なものはバッグ1つにまとめ、クライアントの容態急変や不測の事態にはしっかりと備えておきましょう。

    訪問看護のバッグに何入れる?先輩訪問看護師のアイディアをご紹介

    では実際に訪問看護で心のこもった看護サービスを提供している訪問看護師の先輩は、訪問看護時に携帯するバッグに何を入れているのでしょうか。

    日本各地で訪問看護ステーションを展開している株式会社土屋グループの訪問看護ナーシングプラス土屋で勤務する先輩訪問看護師に「訪問看護のバッグに何入れる?」と聞いてみました。

    訪問看護のバッグに入れるもの①靴下

    真っ先に先輩看護師から挙げられたものの一つが、靴下です。

    訪問看護ではクライアントの居宅に上がり、医療機器の管理や点滴・注射といった療養上の世話を行います。

    そのためエチケットとして、靴下をいつもバッグの中に複数入れているという先輩がとても多かったです。

    スリッパでは万が一の場合に滑って転んでしまう場合や、汚れが付着した際の手入れに手間がかかるという理由から、黒の厚手の靴下を何足か用意しておくと安心です。

    訪問看護のバッグに入れるもの②筆記具とメモ帳

    訪問看護は、医療保険もしくは介護保険を適用して利用していただく看護サービスです。

    そのためサービスの提供に関わる記録を残しておき、適切な看護が行われたことを証明したり、訪問介護やデイサービスなど他のアテンダントと情報共有を行ったりする必要があります。

    近年はタブレット端末やスマホからサービスの提供記録を残すことができる事業所も増えてきましたが、ふとした時や思い立ったときにサッとメモを残すことのできる筆記用具は、訪問看護の必需品ともいえます。

    また定規やハサミ、各種ペンなどもあると便利です。

    訪問看護のバッグに入れるもの③測定器・褥瘡用具

    「これを失念してしまっては質の高い介護を提供することができない」というほど大切なものが、各種測定器と傷の手当に使う用具一式です。

    具体的には血圧計・聴診器・体温計・パルスオキシメーター・ナースウォッチなどの測定器、そしてガーゼ・包帯テープ・ワセリン・フィルム剤といった褥瘡用具、また手指消毒剤やゴム手袋、点滴針などが必要になります。

    病棟勤務をしているとこれらの測定器や用具が見当たらずに困る場面は少ないかもしれませんが、訪問看護では「必要なものは自分で持参」が原則となります。

    看護サービスの提供に必要不可欠な各種測定器は必ずバッグの中身として常に携行しましょう。

    訪問看護のバッグに入れるもの④名刺

    病棟看護師として勤務していた時代には使う機会がほとんどなかった名刺ですが、訪問看護でクライアントの自宅を初めて訪問する際、ご家族に初めて挨拶を行う際には、やはり名刺が必要です。

    特に訪問看護では、他にクライアントの療養生活をサポートしているアテンダント(訪問介護士やケアマネージャー、医師など)とチームを組んでサービスを提供していきますので、他社や他組織の方に挨拶をする機会も少なくありません。

    名刺は切らすことのないよう、常に携帯しておくと安心です。

    訪問看護のバッグに入れるもの⑤ケア用品

    意外と忘れがちなのが、クライアントに対する療養上の世話を行うなかで必要になってくる爪切りや爪やすりなどのケア用品です。

    また清潔で薄手のタオルなども何枚か用意しておくと、清拭などの際に便利です。

    そのほかピンセットやペンライトなども訪問看護に持っていくバッグに入れておくことで、急に必要になったケアに対して柔軟に対応できます。

    訪問看護に行くときは、バッグの中身が頼り!何入れるか、先輩看護師のアイディアを真似しよう

    実際に訪問看護ナーシングプラス土屋で働く訪問看護師が、クライアントの居宅を訪問する際のバッグに何を入れることが多いのかを中心に、訪問看護の特徴についてご紹介してまいりました。

    備品の一通り揃った病院ではなく、クライアントの生活空間を訪問して看護を提供する訪問看護では、荷物の準備が非常に大切になってきます。

    看護サービスの提供に伴って必要になるかもしれないものは必ずバッグに入れておき、クライアント宅への直行直帰の際も慌てることのないよう、準備しておくと良いでしょう。

    この記事を読んで訪問看護の働き方に興味を持った方は、お気軽に訪問看護ナーシングプラス土屋までお問い合わせください。

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