病院から訪問看護への転職。メリットはどんな点?大変なことって?

    「病院で病棟看護師として勤務しているけれど、夜勤が辛い」
    「病院の人間関係がしんどいと感じていて、訪問看護が気になっている」

    近年、在宅介護の需要が高まるとともに注目を集めているのが、訪問看護です。

    療養生活を送っているクライアントの自宅を訪問して、療養上必要な世話を行う訪問看護は、基本的に平日の日中をサービスの提供時間としている事業所が多く、病院で勤務している病棟看護師のなかでもワークライフバランスを大切にしたいと考えているアテンダントからの人気が高まっています。

    そこで今回は、病院から訪問看護に転職する際のメリットと、気を付けておきたい点についてご紹介していきます。

    看護師資格を活かして病院から次の勤務先を検討中の方は、参考になさってください。

    また訪問看護ナーシングプラス土屋では、日本各地で訪問看護ステーションを展開し、地域の方に訪問介護を提供しています。

    病院からの転職をお考え中の方は、訪問看護という働き方について詳しくご紹介させていただくことも可能ですので、どうぞお気軽にお問い合わせいただければと思います。

    目次

    病棟看護と訪問看護の違い

    これまで病院で勤務してきたアテンダントが訪問看護に転職した際、様々な場面で違いに戸惑うこともあるかと思います。

    しかしながら病院で勤務してきた経験は必ずプラスに作用しますので、事前に病棟看護と訪問看護の違いをチェックして、イメージギャップを解消しておきましょう。

    環境の違い

    病棟看護では病院に通院してきたクライアントもしくは入院中のクライアントに対して、看護を提供します。

    病院は医療行為を提供するのに適した造りになっていますので看護サービスを提供するうえでの戸惑いは少なかったかもしれませんが、訪問看護の場合はクライアントの居宅で看護サービスを提供します。

    細かい部分では水道までの距離やコンセントの位置など、これまでは意識したことがなかった部分で初めは戸惑いを感じることもあるかもしれません。

    点滴バッグをハンガーにかけて室内のフックに吊るす、医療デバイスの電源確保のために家族に延長コードの用意をお願いするなど、病院とはまた違った看護の工夫が求められます。

    他社や他院のアテンダントと関わる機会が増える

    これまで病院で勤務していると、指示を出す医師は同じ病院に所属しているケースがほとんどであったかと存じます。

    しかしながら訪問看護ステーションでは医院を問わずに指示書を受け付けますので、様々な医療機関のアテンダントと連携を図る機会が増えます。

    またクライアントが介護保険を利用している場合はケアマネージャーや訪問介護事業所のアテンダントなど、様々な機関に所属するアテンダントとチームを組み、看護サービスを提供していくことになりますので、良い刺激を受ける機会も増えるでしょう。

    夜勤とオンコール

    病院で勤務をしている看護師には、夜勤があることがほとんどです。

    手当という面では充実していますが、身体の面で厳しさを感じたり、家庭や子育てとの両立で悩んだりする方も多いのではないでしょうか。

    訪問看護ステーションは基本的に平日の日中をサービスの提供時間と定めていますので、夜勤や休日勤務が設定されていない事業所がほとんどです。

    しかしながら緊急の問い合わせに対応するために通信機器を自宅に持ち帰り、いつでも出勤できる態勢を整えておく「オンコール勤務」が、訪問看護にはあります。

    有事の際には出勤の必要もありますが、その体制を整えていれば自宅で普段通りの生活を送ることが可能です。

    全国訪問看護事業協会の調査結果では、1回のオンコール勤務手当の平均は1,000円〜3,000円、さらに出勤になった場合の手当が時給制もしくは定額制での支給となっています。

    夜勤による体力の消耗と夜勤手当、そしてオンコール手当を比較しておくと、転職後のギャップを減 らすことができるでしょう。

    【参照】訪問看護ステーションにおける24時間対応体制に関する調査研究事業報告書(全国訪問看護事業協会)

    病院から訪問看護に転職することのメリット

    病院から訪問看護に転職する際に戸惑いを感じやすいポイントについてご紹介してきましたが、病棟勤務から訪問看護師を選択した場合にメリットと捉える方が多い部分はどのような点なのでしょうか。

    家庭や育児との両立がしやすい

    先ほどご紹介した通り、訪問看護ではオンコール勤務があるものの、基本的には平日の日中がサービスの提供時間となっており、夜間や休日に家を空ける回数は病院で看護師として勤務している場合よりも少なくなる方がほとんどです。

    またサービスを提供する時間が予め定められていますので、終業時刻の予測が立てやすいというメリットがあります。

    書類作成等のイレギュラーの残業がない限りは定時で退勤しやすい環境ですので、ワークライフバランスをとりながら働きたい方、子育て中の方にも人気の勤務スタイルといえます。

    クライアントの生活に寄り添った看護ができる

    クライアントの居宅を訪問し、時には家族との連携を図りながら提供する訪問看護は、病院で提供する看護よりも、よりクライアントらしさに寄り添ったサービスを提供することができます。

    またクライアント宅を訪問中は一人のクライアントに対してじっくりと向き合うことができるので、病院で勤務していた頃よりも心の通った看護が提供できていると感じるアテンダントが多いです。

    病院で培った看護技術や様々な症例に対応する力を活かして、看護師としてよりステップアップできる環境が、訪問看護といえます。

    場所は変わっても安全な看護の提供を。病院から訪問看護に転職する際は、訪問看護ナーシングプラス土屋へ

    病院から訪問看護への転職を検討中の方に参考になる、病棟勤務と訪問看護の違い、また訪問看護のメリットについてご紹介いたしました。

    近年では自分らしい働き方やキャリア形成といった点を意識して、病院から訪問看護に活躍の場を移す看護師の方が増えてきています。

    働く場所は違っても、クライアントが心から安心することのできる安全な看護を提供することが、看護師としての使命です。

    訪問看護という働き方が気になっている方や、病院からの転職を検討中の方は、お気軽に訪問看護ナーシングプラス土屋にご相談ください。

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